昨日、田原総一朗の「激論クロスファイア」に、
井上達夫、山尾志桜里が出ていたのを見た。
田原氏の井上氏に対する「難しい」の決めつけが
過ぎる。
しかし、そもそも法律の問題は一般人にとっては
難しい。田原氏は一般人の代表かもしれない。
日本国憲法の場合、誤魔化しの上に誤魔化しを
重ねてきたため、もう解きほぐせない糸玉みたいな
状態にまでなっている。
一般常識として「国軍」を持たない独立国家など
ないという真実から分からせなければならない。
「国軍」を持たない民主主義もないと啓蒙しな
ければならない。
本当はたったこのくらいの真実は、教科書で教えて
おくべきことなのだ。
香山リカみたいな、日本のリベラルを自称する左翼
言論人や、立憲民主党に巣食うシールズ的な護憲派
幼児たちが、国家の最低要件も受容しないのだから、
どうしようもない。
井上氏が憲法9条は削除していい、憲法98条に
侵略戦争はダメだと書いてあると言っても、
一般国民はピンと来ない。
そもそも国際社会では侵略戦争は許されないことに
なっている、国際法上はそうだと言っても、現実は
アメリカもロシアも中国も侵略戦争をやっている。
中国は台湾の武力侵攻の準備をしている。
だから憲法9条に「侵略戦争はしない」と書かないと
国民は安心しないだろう。
さらに「実力組織」は完全に意味不明だが、「戦力」
という言葉も「国軍」とどう違うのかと疑問を抱く
だろう。
「戦力」という言葉自体が誤魔化しではないかと訝る
のだ。
それは「国軍」を持つことにすらアレルギー反応を
起こす、幼稚な「人民」が圧倒的多数になってしま
ったからであり、米軍がいるから生まれた依頼心の
結果である。
米軍がいなくなる時にしか、日本人民には、独立心が
芽生えないのかもしれない。
未だ「国民」ですらないのが、日本人なのだ。
日本人の大人に向かって話すのと、幼児に向かって
話すのと、どちらを選ぶかと問われたら、わしは幼児
に向かって話す方を選ぶ。
大人は幼児の脳のまま固まってしまっているからだ。